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吉田研作先生の最終講義

母校である上智大学で長年教鞭を取っておられた吉田研作先生(愛称:ヨシケン)の最終講義、引き込まれました。懐かしくて、思わずSTP(吉田先生が立ち上げたサークル)のパンフレットとか、本棚から引っ張り出して読みふけりました(こういうのは捨てられない性分でして…)今は絶版であろう学内の丸善で販売されていた『ことばと地域』(96年)『言語研究のすすめ』(99年)の中にも貴重な文献が。
楽しむこと。やってみながら考える。それを貫いてこられた研究者であり実践者。だから、輪が広がった。あ、そういうことだよなって、もう一度、振り出しに戻していただいたような気持ちになった時間でした。

 

言語は、単なる「静止」した体系ではありません。それどころか、我々の日常生活を考えた時、言語は「動的」で「生きた」ものなのです。
                                               『言語研究のすすめ』1999、より

2021年03月13日

熊田ゼミ5期生、無事卒業しました!

熊田ゼミ11名誰一人欠けることなく、全員が保育士と幼稚園教諭両方の資格を取得しての卒業となりました。そして全員が専門職として就職します。でも、そんなことよりも、コロナ禍でも腐らずに学びを続けた姿に心からの拍手を送りたいと思います。おめでとう!

2021年03月19日

熊田ゼミ7期生誕生!

熊田ゼミ7期生8名が加わり、総勢15名のにぎやかなゼミになりました!7期生は出身地が旭川以外の学生が多く、バラエティ豊かな集団になりそうです。昨年度は1年生と2年生が合同で活動できる機会がほとんどなかったので、今年度はなんとかそのような機会を作りたいと思っています。みんな、がんばれ~!

2021年04月10日

こんなの書いてました!

GWということもあり、身の回りの整理や片づけをしています。
東神楽町・東川町に言語聴覚士として勤務していた時に、広報誌に書いた記事を発見しました。
一般町民向けに、「療育って誰でも利用していいんだよ。誰でも相談できるんだよ」っていう
メッセージを発信したくて、なるべく平易な言葉で書こうとしていた記憶があります。

 

こちらからもダウンロードできます。記事が載っているのは2015年3月号(第606号)です。

 

 

2021年05月04日

こんな記事を見つけました!

東神楽町・東川町の発達支援センターに勤務していた時に、
北海道新聞から取材を受けた記事を見つけました。
今から8年前に、センターがリニューアルオープンした時のものです。
(記事の日付は2014年2月9日、旭川・上川版に掲載されました)

「発達障害の支援に取り組む」「地域に根ざす専門家に」と見出しが付いています。

自分としては「発達障害」にだけ特化した話をしたつもりはなかったのですが、
8年前という時代を考えると「発達障害」と見出しを書いた方が、
新聞的には目を引く記事になったのだろうな、と当時のことを回想しております。

正直、何をしゃべったのか、あまり覚えていないのですが、改めて記事を読むと、
「子供が人生の入り口で出会い、家族以外で最も密に接する保育士は、
発達支援の重要な担い手です」と述べています。
「東神楽町と連携協定を結ぶ旭川大に呼びかけ、保育士を目指す学生にセンターの見学や
行事参加などを通じて発達支援に関心を持ってもらう取り組みを始めました」とも。

町と大学の連携協定に絡めて、療育のすそ野を広げて人材を育成するための戦略は
当時から抱いていたのだなあ、とこれまた回想。今は、その大学側に仕事の場を移しましたが。

コロナに負けず、原点に戻って戦略の続きをみんなで考え、実践したい、と思うのでした。

2021年05月09日

「あなた」に届く言葉

コロナの影響で外出や外勤が減っているため、身の回りの本や書類の整理を続けています。

発達支援センターを退職し大学に移って1年目に、東川町の広報担当の方が
私の仕事に興味を持ってくださり、取材のため大学に何度も足を運んでくださいました。
それをまとめた記事を見つけましたのでご紹介させていただきます。

広報「ひがしかわ」の2016年7月号に載った「今、生き生きと」という記事です。

ゼミ生とともに大学祭で子どもたちとの遊びの部屋を作った時の写真も載っています。
発達支援センターの先生方が休日にもかかわらずお手伝いに来てくださって、
おかげさまでたくさんの子どもたちと楽しい時間を過ごすことができました。
ああ、またこういうことが堂々とできる日が戻るといいなあ。

当時は、授業がない日に月に2回程度、相談業務で発達支援センターにもお邪魔していました。
その時の写真も載っています。

この時の取材でも、何をしゃべったのかあまり覚えていないのですが、記事を読み返すと
「言葉は体で聴くものだと思っています」と述べています。

基本的にこの感覚は今でも変わっていませんが、その後、竹内敏晴さんの書物から影響を受けつつ、
「言葉は(触覚を用いずに)相手に触れる行為」だと考えるようになりました。

触れている、という意識が乏しいと、垂れ流しの、あるいは使い捨ての、所在のない、
どこに向かっているのかわからない言葉が行き交う環境となります。

「あなた」に届く言葉。私にとっての臨床はそれを探す果てしない営みとも言えるかもしれません。

 

記事はこちらからダウンロードできます。

2021年05月10日

派手さはないけど

幼児教育学科2年生の施設実習事前指導にプロの心理職の先生にゲストで
来ていただきました。私が長年お世話になっている心理の先生の教え子さんなのですが、
お師匠さんの心意気がそのまま受け継がれながら、ご自分の領域を追い求めていこうと
されているその姿と、すてきな師弟関係に敬意!私も見習いたいです。

 

授業の中で黒沢幸子先生の文献からの引用があり、
とても懐かしくなりました。上智大学の学部時代に教職課程で
スクールカウンセリングの概論を学んだのが黒沢先生でした。
つい、その時の教科書を本棚から引っ張り出して読みふけってしまいました。

 

派手さはない。地味だけど毎日、材料や気温のちょっとした変化に対応し、
裏切ることなく確実に美味しいコロッケを揚げ続け、人々の日々の生活に
貢献し続けるコロッケ屋さんのような仕事。

  黒沢幸子『タイムマシン心理療法 未来・解決志向のブリーフセラピー』2008、より

 

なんてすてきな表現。熊田ゼミが目指しているものは、まさにこれに他なりません。

2021年06月13日

めざすものは何であったか

全国障害者問題研究会兵庫支部主催の夏の学習会にオンラインで参加しました。

尊敬する白石正久先生の講演を拝聴しました。
白石先生のお話は、できれば月に1回くらいは伺って
実践へ向かう姿勢を確認したい、そんな気持ちさえあります。
尊敬などという言葉では表現できないほど、影響を受けた先生です。

今日の講演タイトルは「障害のある子どもの発達に学ぶ~子どもの心に聴きながら~」
でした。実は、これには裏話があるそうで、事務局からの最初の提案では
障害のある子どもの発達「を」学ぶ、だったそうです。
白石先生のご意向で、発達「に」学ぶ、に変更になったそうです。

発達を学ぶ、障害を学ぶ、特性を学ぶ、個性を考える、などなど、
最近はそのような話題が確かに多いですね。
しかし、私たちが障害のこと、発達のことを学ぶのは何のため?

兵庫支部の支部長である赤木先生が、きっとそこには
「私たち自身のまなざしの問い直し」という意味が含まれている、
とお話しされていました。その通りだと思いました。

そして私たちもまた、子どもと同じようにあこがれを持った一人の人間として
周りとのつながりを強めつつ、発達の矛盾を乗り越えていこうとする存在であるから
できればそれが最大限可能となるような職場集団を作る必要があるのだと感じます。

白石先生の講演の冒頭で、糸賀一雄先生の著作集からの引用がありました。
あの糸賀先生でさえ、近江学園の園長として悩み、そして誰にも行き先を告げずに
一人旅に出たことがあったそうです。

 

およそひとつの仕事が歴史のなかでその位置を占めるためには、
なんとたくさんの要素がはたらいているものであろうか。
そこには、支えや協力だけではない。
若い芽をつみとろうとする暴力、悪意、ねたみなど、
人間的な、あまりにも人間的な臭気さえ立ちこめるものである。
そういう背景や環境のなかで、ひとりの人間が、そして多くの同志たちが、
戦い、結合を深め、支えあって仕事がすすめられる。
しかし、同志といわれ、内輪のものといっても、生身の人間である。
考え方や生き方の相異があり、発展がある。
喜びもあれば絶望もある。
われわれは何時も、はじめにもどり、めざすものは何であったか、
自らに問い、確かめあって、今日まで辿ってきたのであった。

糸賀一雄『この子らを世の光に』(『糸賀一雄著作集第一巻』NHK出版)より

 

めざすものは何であったか。よき仲間と共に考えていきたいです。
自己顕示ではなく、共感を軸にして。

2021年07月04日

児童発達支援の課題

全国障害者問題研究会主催の「障害者問題研究49巻1号を読む会」にオンラインで参加しました。

49巻1号の特集は「乳幼児期の発達保障と児童発達支援の課題」です。
読み応えのある論文が多数掲載されていますので、
障害児通所支援にかかわる人たちにとっては必読の一冊と言えそうです。

尊敬する白石正久先生も編集委員として「読む会」に参加されていました。
白石先生の問題提起が、ズバッときました。さすがです。

・養護学校が学校教育の中に根付いていったように、療育を一般施策として位置づけることが可能
・地域づくり、自治体づくりの視点
・職員集団の育ち(働き続けてみたいと思えるように、地域づくりに身を投じてみたいと思えるように)

特に職員集団の育ちの視点は、まだまだ足りない部分だと私自身も思います。
現場を離れ、大学教員として現場の先生方のお話を聞き続けてきた中で、
善意や情熱だけでなんとか首の皮一枚つながっている人たちが多いことを感じてきました。
よく辞めずに、粘り強く頑張っていることにまずは敬意を表しつつも、
このような心ある職員たちが、「地域づくり」に参画しているという意識と意欲を感じられるように
するためには一体何が必要なのか。そんなことを考えました。

やはり、実践の積み重ね、そしてそれに光を当てる人、そして一緒に高め合おうとする人など
当事者を含めた人の和が成熟していく中で、行政を無理なく自然に巻き込んでいける空気感が
生まれるのではないか、そんなふうにも思いました。

行政との対立構図ではなく、共に学ぶ、共に歩む。
難しいけれど、やはりそれしかないのではないか。

あらためて「実践」という言葉の持つ重みと価値を感じた「読む会」でした。

 

2021年07月16日

共に学ぶ喜び

全障研旭川サークルの3回連続講座が始まりました。

ライフワークでもある発達相談について、
お話しさせていただく予定で、
1回目は主に相談場面における遊びについて
エピソードを紹介しながら、私なりの視点を
参加者の皆さまと共有させていただきました。

関西地方から参加してくださった方々もいらして、
本当にうれしかったです。

もしかしたら見過ごされてしまうような、
取るに足らないと思われてしまうような、
研究の対象にはならないと考えられてしまうような、
子どもをめぐるそんなちょっとしたことに焦点を当てて、
大切に大切に、親子への眼差しを共有し合う。確かめ合う。

そんな、あたたかい時間が私は好きです。

2022年01月26日

備忘録

全障研旭川サークルの学習会、2回目が終了しました。

今回も道内だけでなく道外から参加してくださった方もおり、
たくさんの学びに恵まれた時間となりました。

いつも参加者の方々から宿題をいただくような、そんな貴重な時間となっています。

・発達相談で「遊んでいるだけ」に見えるかもしれない。
例えばそのように見ている保護者や学校の先生などと、どのように
眼差しを共有していくのか?

・何が正しいかではなく、互いの実践を共有し眼差しを確かめ合う。
では、結局それぞれのやり方ということで、バラバラでよいのか?

いただいた宿題の一部です。備忘録として。

2022年02月17日

こんな写真が撮れます!

いつもお世話になっているコドモリくらすの佐野先生が今年も実習指導に
来てくださいました。私も学生と一緒に外をお散歩しました。

佐野先生にお借りした100均グッズでこんな素敵な写真が撮れました。
スマホやタブレットにクリップのように取り付けるだけのマクロレンズ。
おもしろくて夢中になってしましました!

こんなグッズがあるだけで、森歩きが楽しくなりそうです!!

2022年05月23日

ゼミだよりをお楽しみに!

2年生がゼミだより第22号を完成させました。

今回はなんと「別冊となりのくまさん。」として、
卒業生へのインタビュー記事が同封されています。

インタビューを記事にするって実はとても難しい作業なのですよね。
文字起こしもあるし、読み原稿への直しもあるし、
レイアウトも考えなくちゃいけないし。。。

でも、2年生、本当によく頑張りました。
うまくいかないこともありましたが、みんなで一度本音をぶつけ合いました。
そして、確実に強いつながりで結ばれた集団になりました。

インタビューを実践してみることで、「聞く」あるいは「聴く」技術を学べることが
今回よくわかりました。これは療育でもとても大切なことです。
もちろん、技術だけでなくハートの部分も。

自分がしゃべるのではなく、いかに相手に気持ちよく話してもらえるかを考えること。
それは、目の前の人間へ純粋に興味を持ちながら、リスペクトすることにつながります。

2年生、本実習前の忙しい時期に大変だった思いますが、
いい学びができましたね!

新しくなったゼミだより「となりのくまさん。」にご期待ください!

ゼミだよりを郵送ご希望の方はこちらからどうぞ!!

2022年06月26日

駆け抜ける夏

6月、実習訪問でオホーツクへ。

7月、2週続けて土日集中講義で札幌へ。
そして、仏教保育全国大会分科会の講師で再び札幌へ。

8月、甥っ子、姪っ子が本州から遊びに来る中、
全国障害者問題研究会の全国大会(オンライン)分科会で
実践レポートへコメントさせていただきました。
そして、まもなく全国保育士養成セミナーの北海道大会(オンライン)です。

執筆原稿も複数抱えており、気づいたら年末を迎えていそうな予感。

 

息をつく間もありませんが、
様々な方の声を聞くことで元気をいただきながら、一歩ずつ。。。

 

皆さま、残暑お見舞い申し上げます。
北海道から癒しの写真を。

 

2022年08月07日

なかなかいいでしょ?

今年のゼミTシャツのデザインが決まりました。

今年は3年ぶりに短大の体育大会が開催されるということもあり、
みんなで気合いを入れてデザイン案を考えました!

今年のテーマは、「強そうだけど、かわいらしくもあるクマ」ということで
熊田が大好きな北海道の木彫りの熊をイメージしたデザインに仕上がりました。

1年生と2年生の共同作業で完成したデザイン、納品が楽しみです!

Tシャツだけでなく、いろいろなところで使用したくなる愛らしいデザインです!

2022年10月02日

みんなでつかんだ第4位!

3年ぶりの短大体育大会にて熊田ゼミはなんと第4位に輝きました!
熊田ゼミ史上最高の結果となりました!

しかも、長縄跳びは250回という圧倒的な記録で1位!
3分間一度もミスなく跳び続ける姿、立派でした!

これからも楽しく学び合い、鋭く刺激し合うゼミにしていきましょう!

みんな、おめでとう!

2022年10月08日

久しぶりの網走

発達支援の研修講師で網走市に行ってきました。
特急大雪号に乗って約4時間。JRで行くのも実に久しぶりでした。

せっかくなので、市の発達支援センターも見学させていただきました。
昔ながらの療育施設という感じで、なつかしい感じがしました。

対面での研修会ということもあり、新たな人と人のつながりもできて
とても幸せな時間でした。

 

2022年10月21日

赤平に行ってきました

随分前、まだ私が発達支援センターに勤務していた頃に知り合った保健師さんからのご依頼で
赤平市に研修講師として行ってきました。

自治体が独自に発達支援センターを持っているわけでもなく、かつSTなどの専門職がいるわけでもない。
そして子どももどんどん減っているが、療育や発達支援のニーズがある親子はまぎれもなくいらっしゃる。
そんな地域が北海道にはたくさんあります。

今回は、就学前の構音指導に関することに的を絞った研修でしたが、
構音に限らず、人格を持った一人の人間として子どもと向き合うことや、
発達を「統合的に」「全体として」見ることの重要性も語らせていただきました。
これは、いつもの私の研修と変わらない、外せないテーマだと思っています。

そして、対面研修のよさでもある人のつながりを感じる時間。
赤平の方々のみならず、長いお付き合いのある芦別の療育に携わっている先生方とも
再会することができて、とても心温まる時間となりました。

資源の少ない地域の療育をどのように支えていくのか、
北海道ならではの課題はいつも私の頭の中の大きな部分を占めています。

2022年11月09日

ゼミだよりが展示されました!

長女の小学校の学芸会では、例年、地域の方々の作品展示も行っています。
ここ数年はコロナの影響で展示が実施されていませんでした(昨年はオンライン展示)が、
今年は久しぶりに行われました。
文化の秋にふさわしい、力作ぞろいでした!

熊田ゼミからはゼミだより「となりのくまさん」を展示させていただきました。

自分たちの活動を広く知っていただくための広報活動も大切ですね!

2022年11月13日

環境を整えるという視点

先日、発達環境デザイン研究所SOLODY(美瑛町)で代表をされている大西さんと
アシスタントの渡辺さんがゼミでプレゼンテーションをしてくださいました。

ゼミ生たちは想像以上に興味津々でお話を聞いていました。

多様な子どもたち一人ひとりにとって居心地のよい空間を作るために
デザインの力で環境を個別最適化する。

発達障がいへの理解が広がる中で、できているようでまだできていないこと、
たくさんありますね。

まだまだこの社会は多数派に合わせてデザインされています。
教室も、スーパーも、駅も、保育や授業のやり方も、会議の進め方も。
数えあげればキリがありません。

デザインの力がその真価を発揮すれば、
自分が快適になる方法を当たり前のように選べる時代が来るかもしれませんね。
私たちの中にある「意識上のバリア」を取り払うことも求められますが。

東京へ出かけた時に羽田空港の搭乗口付近にカームダウン・クールダウンスペースが
ありました。子どもが遊ぶキッズコーナーの近くに設けられていました。
子どもの声に疲れたママやパパが、ちょっとだけ静かなところで一人になりたい。
そのような配慮もあるのかもしれません。

まだまだ全国的な広がりまではいっていませんが、
このようなスペース、必要としている人はたくさんいると思います。
人が集まる場所には当たり前のように設置されるようになるといいですね。

大西さん、渡辺さん、ありがとうございました。

「折り畳めるブース」を私も体験しました!

みんなで記念写真!

羽田空港で見つけたカームダウン・クールダウンスペース

2022年12月01日

冬のオホーツク!流氷のご褒美付き!

長年お付き合いさせていただいているオホーツク雄武町の保健師さんのお招きで
研修講師のお仕事に行ってきました。

前後泊付きで、1日たっぷりの研修でした。

朝から役場で打ち合わせ、その後、お昼まで保育所でじっくりと保育場面の観察。
午後はクラス担任とカンファレンス、夜はみんなで学習会という充実コースでした。

やっぱり保育場面にはかかわりのヒント、学びのヒントがたくさんありました。
そして対面での研修会のよさである、ざっくばらんな語らいの時間。

まだまだ勉強が足りない自分に気づく、そんな1日でもありました。

研修当日、雄武町はなかなかの吹雪だったのですが、
翌日は一転、快晴!
なんとホテルの部屋からも流氷が見えました!

雄武町の皆さま、どうもありがとうございました!

 

2023年02月22日

北国の春

今年は2019年以来、実に4年ぶりにゼミとして大学祭に参加します。
(昨年も大学祭は開催されていましたが、実習を控えた幼児教育学科の学生は
感染対策を万全にするため、参加を自粛していました)

熊田ゼミは短大の模擬保育室を開放して親子遊びの広場を開きます。
コロナ前は、熊田ゼミの恒例行事でした。
そして、今年は遊びの広場の一角で駄菓子屋さんも開店します!

本番に向けて遊びの環境を整えるため、部屋の片づけ、おもちゃの研究と準備、
そして駄菓子屋さんの研究も進めています。

先日はゼミの1・2年生全員で市内にある駄菓子問屋を訪問してきました。
そして、GW真っただ中の5/2に2年生と大量の駄菓子と駄玩具を仕入れてきました。

ちょうど桜が満開で、最高のお天気にも恵まれたので、石狩川沿いを散歩してきました。
新橋から見る旭橋と大雪山は見事で、これぞ旭川!!という最高の景色を堪能しました。

本州育ちの私は、3月下旬になると「春が来たあ」と空気の匂いで感じていたものですが、
北海道は5月にならないと「春が来たあ」とはなりません。。。
北海道の4月はまだ冬の続きのような気がします。
だからこそ、春が来るとうれしいですね!

空の青、山の白、土の茶色、花のピンク、いろんな色が一気に映えてくる、
そんな幸せな時間です。

これからまた忙しくなりますが、春、そして初夏を感じる心の余裕を失わずに
大切に時を過ごしたいものです。

2023年05月02日

駄菓子屋さん、開店!

4年ぶりに大学祭に参加します!
(昨年から大学祭は復活していましたが、幼児教育学科の学生は
コロナ禍での実習を控えていたため、参加を自粛していました)

大学祭の名前も公立化を機に北辰祭から旭辰祭に変わりました。

熊田ゼミではコロナ以前、毎年、短大の模擬保育室で親子あそびの広場を
開設していました。4年ぶりに復活です!

そして、なんと今年は念願の駄菓子屋さんも開店します!

現在、ゼミ生は毎日のように準備作業に励んでいます。

帰ってきた熊田ゼミの遊びの広場、そして、新たな試みの駄菓子屋さん!
ご期待ください!

たくさんの方々のご来場をお待ちしています!

2023年05月25日

駄菓子屋さん大盛況!

大学祭が大盛況のうちに終わりました!!

熊田ゼミは露店などの大学祭本体のイベントには参加しませんでしたが
短大独自の企画として実施した校舎内でのイベントで
駄菓子と親子あそびの広場「となりのくまさん」を開きました!

2年生を中心に企画を考え、1年生も作業に加わって、1か月以上かけて
準備を重ねてきました。

あれもやってみたい、これもやってみたい、と夢が膨らみながらの作業でしたが、
授業がびっしりの中でどこまで現実的にできるのか、まさに計画性と段取りの勝負でした。

ゼミ生の思いが届いたのか、土日ともに大盛況でした!
初の試みとなる「駄菓子屋さん」も蓋を開けてみれば大好評!
みんなでローテーションを組んで対応し、たくさんの親子と触れ合うことができました!

スタンプラリーも好評で、リピートしてくれる親子もいました!

みんなで力を合わせて創り上げた遊びの空間。
ここで培った経験を活かして、今度は大学の外にも駄菓子と親子あそびの広場「となりのくまさん」を
広げていきたいと思った大学祭でした。

遊びに来てくださった親子の皆さま、広報にご協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました!!

 

2023年06月21日

ラベンダーが見頃です!

実習訪問の帰りに、上富良野のラベンダーを見てきました。

平日だったのでほとんど人もおらず、丘の上からのすばらしい景色と心地よい風に
しばし癒されてきました。

気持ちよかった~~!

2023年07月06日

熊田ゼミ同窓会

熊田ゼミの6期生(新卒2年目)が同窓会をしました。

以前からみんなで集まりたいね~と言っていた仲の良い学年。
我が家のガレージで焼肉パーティーを楽しみました!

6期生は短大在学中の2年間、コロナのため、一緒にご飯を食べることすら
叶わなかった世代です。
授業もオンラインばかりでしたが、
そのぶん、結束が強くなり、卒業してもこうして集まれる仲間となりました。

短大時代にいろいろできなかったぶん、たくさん楽しもう~!
ということで、第2弾もありそう。な予感。

2023年07月29日

美瑛の丘でボランティア

昨年からゼミ活動をご一緒させていただいている発達環境デザイン研究所「SOLODY」の大西さんが勤務されている
放課後等デイサービス「にじのうた」(美瑛町)でゼミの2年生とボランティア活動をしてきました。

朝からあいにくのお天気でしたが、美瑛の素晴らしい環境にゼミ生たちはやる気十分!

夏休みということで、子どもたちと一緒に牧場に行って、餌やりや乳しぼり体験、そしてアイスクリーム作りを
楽しんできました。普段はなかなかできない体験活動に子どもたちも学生も目が生き生きとしていました。
牧場から帰る時も疲れどころか、足どりも軽く跳びはねていました!!

デイに戻ってからは、宿題タイムや、自由遊びにお邪魔させていただき、それぞれがおもいおもいに時間を過ごしました。

最後は大西さん、そして施設長の竹川さんに施設の内外を案内していただきました。
今に至るまでの歴史や思いにも触れ、たくさんの刺激を受けました。

施設長のご親戚(高校生と小学生)も遊びにいらしていたのですが、不思議なくらい学生とすぐに仲良くなり、
出会う人たちがなんだか前から知り合いだったような錯覚を覚える、そんなひと時でした。

「にじのうた」の子どもたち、スタッフの皆さま、ありがとうございました!

2023年08月04日

熊田ゼミ7期生同窓会 in 北見!(北見熊田会)

熊田ゼミ7期生の同窓会が北見で開催されました!

大変仲のよかった7期生、そして北見出身が多かった7期生。
いつか、北見で同窓会をやろうね!と言っていましたが、就職1年目で実現しました!

場所は、北見出身の卒業生が小さい頃から通っていた味覚園中の島店。
観光客向けのお店ではなく、地元民に愛されるアットホームなお店でした。
北見名物の焼肉を心ゆくまで堪能し、おしゃべりに花が咲きました。

卒業生の頑張りと笑顔が何よりのエネルギーです!

またやりましょう~!みんなお元気で!

 

2023年09月16日

どんぐりとんとん造形教室

旭川大学附属幼稚園(現旭川志峯幼稚園)の元園長の渡辺先生が主催する
「どんぐりとんとん造形教室」の記念すべき1回目の活動に息子と一緒に参加してきました。

今回は「ぎゅうにゅうぱっくらんたん」を作りました。
みんなで楽しく、思い思いに模様を描きました。

息子は水彩絵の具で色を付けていましたが、何度も何度も重ねて塗ったり
色を混ぜたりしているので、「え、ちょっときたなくなっちゃうのでは??」と
心配してしまったのですが、完成するとこの色の重なり具合が
なんとも言えない味わいがあるのです!

牛乳パックとは思えないくらい、素敵な光に包まれることに感動!!
家に帰っても、部屋を暗くして光を楽しみました!

今回の造形教室にはなんと熊田ゼミの2年生が2名ボランティア参加していました。
私から声をかけたわけではなかったのですが、自分から参加し、テキパキと動く姿に
さすが2年生!と成長を感じました。

 

 

2023年09月20日

今年もお世話になりました~2023年最後の日曜日に~

大晦日、というよりは、今年最後の日曜日、という感覚に近いですが、
(年齢を重ねるごとに「年末年始感」が薄れていっているような…)
今年も大変お世話になりました。

コロナで活動がかなり制限された3年間が過ぎて、
今年はようやく以前のようなゼミ活動に戻ったように思いますが、
正確に言うと「戻った」のではなく、
コロナの期間を経て「新しい」ゼミ活動になったという感じかもしれません。

人手不足がどこの業界でも深刻な問題になりつつありますね。
働き盛り世代にとっては厳しい時代ですね。

「どうせ変わらない」とあきらめ、じっと耐えてきた人たちもいることでしょう。

でも、少しずつ、しなやかで柔らかい方向へ、分かち合う方向へ、育ち合う方向へ、
そして話し合う方向へ、変わっていく(あるいは変わらざるを得ない)のではないでしょうか。
まだ、つぼみにもならない小さな小さな変化かもしれませんが、
それでも、確かなエネルギーを少しだけ感じることもあった1年でした。

12月に入ってから、群馬県立館林美術館で「堀内誠一 絵の世界」展を鑑賞してきました。
「ぐるんぱのようちえん」と「たろうのおでかけ」は幼少期の記憶を瞬時に呼び覚ましてくれる
大好きな絵本です。どうしても行きたかった展覧会でした。
あれこれ仕事に追われて日程調整が難しかったのですが、
よきものに触れていたいという心の叫び、
児童文化に浸りたいという渇望感のようなものを抑えることができず、行ってきました。
素晴らしい展覧会でした。
天気もよく、春のような陽気で、東武伊勢崎線沿線のローカルな雰囲気も満喫できました。

ささやかなことを大切にしながら、思い切って打って出てみることもためらわない、
次はそんな1年にしてみたいと思います。

皆さま、よいお年をお迎えください。

2023年12月31日

どうぞのいす

どうぞのいす、くじらぐも、などの絵で有名な柿本幸造展を鑑賞しに行ってきました。

久しぶりの広島。天気にも恵まれ、街歩きが気持ちよかったです。

光村図書の歴代の国語教科書も展示されていて、懐かしかったです。
1年生の時に読みましたね、はなのみち。

 

はなのみち

くまさんが、
ふくろを
みつけました。
「おや、なにかな。
 いっぱい
 はいって いる。」

 

から始まる、あのお話です。

最後は長い花の一本道ができるのですが、
その場面の絵は今でも記憶に残っていて、
柿本さんの絵だったんだ、と納得。
柔らかく、優しく、穏やかで、今にも小学校の登下校の帰り道の
春の匂いや、暖かい日差しが入る教室の記憶などがよみがえります。

何十年も前に見た絵が、ちゃんと記憶に残っているって
すごいことだなと改めて思います。

こうして書き言葉を読み、そして綴ることが多い仕事に就いた今も、
あの1年生の国語の教科書からつながっているかと思うと感慨深いものです。

やはり、子どもにはよきもの、よき文化を与え、引き継いでいってほしいと
広島の地で思うのでした。

2024年01月24日

寒さの中にも

寒さの中にも、着実に春へ向かっていることを感じさせるような空と太陽。

少しずつ明るい時間が長くなってきましたね。

 

2024年02月05日

卒園

長男が幼稚園を卒園しました。

我が家の子育ても、ついに乳幼児期が終わってしまうと思うと、
ちょっと寂しい気持ちもあります。。。

大好きだった幼稚園。
大きくなったらどのような思い出が残っているのでしょうか。

いつもあたたかい眼差しで包んでくださっていた先生方に感謝です。

 

2024年03月18日

療育の本質

いつもお世話になっている当麻町の発達支援センターで修了式が行われ、
ゼミ生が託児ボランティアとして参加しました。

いつもながら、心のこもった丁寧な修了式。
親子の関係性、指導員と子どもの関係性、など、
これまで紡いできた「関係性の物語」が詰まった修了式。

療育とは何をする営みなのか。
その本質を考えるひと時でした。

2024年03月27日

つながろう、学び合おう

ゼミの卒業生を中心に現場の先生方に声をかけて最近始めた若手のための保育・療育勉強会。
今日は札幌のこども園に勤務するゼミの2期生もオンラインで参加してくれました。

学び直しは楽しい。若手と語り合うのも楽しい(自分もまだ若手、と勝手に思っている)。

保育、療育はやはり、あたたかい人の輪があってこその営みですし、
何より学び合うことを楽しみたいものです。

私はこういう時間が一番好きなのかもしれません。
ゼミ生の確かな成長が自分への何よりのご褒美です。

2024年03月28日