環境を整えるという視点

先日、発達環境デザイン研究所SOLODY(美瑛町)で代表をされている大西さんと
アシスタントの渡辺さんがゼミでプレゼンテーションをしてくださいました。

ゼミ生たちは想像以上に興味津々でお話を聞いていました。

多様な子どもたち一人ひとりにとって居心地のよい空間を作るために
デザインの力で環境を個別最適化する。

発達障がいへの理解が広がる中で、できているようでまだできていないこと、
たくさんありますね。

まだまだこの社会は多数派に合わせてデザインされています。
教室も、スーパーも、駅も、保育や授業のやり方も、会議の進め方も。
数えあげればキリがありません。

デザインの力がその真価を発揮すれば、
自分が快適になる方法を当たり前のように選べる時代が来るかもしれませんね。
私たちの中にある「意識上のバリア」を取り払うことも求められますが。

東京へ出かけた時に羽田空港の搭乗口付近にカームダウン・クールダウンスペースが
ありました。子どもが遊ぶキッズコーナーの近くに設けられていました。
子どもの声に疲れたママやパパが、ちょっとだけ静かなところで一人になりたい。
そのような配慮もあるのかもしれません。

まだまだ全国的な広がりまではいっていませんが、
このようなスペース、必要としている人はたくさんいると思います。
人が集まる場所には当たり前のように設置されるようになるといいですね。

大西さん、渡辺さん、ありがとうございました。

「折り畳めるブース」を私も体験しました!

みんなで記念写真!

羽田空港で見つけたカームダウン・クールダウンスペース

2022年12月01日